【事例あり】副業を解禁した場合のメリットとデメリットとは
政府が推進している「働き方改革」によって、私たちの働き方は大きく変わろうとしています。その1つとして「副業の解禁」が挙げられます。残業時間の削減が求められている中、副業で収入を増やしたいと思う人も多いのではないでしょうか。
ここではそんな「副業をしたい！」と思っている人必見、副業を解禁した場合のメリットとデメリットを紹介していきます。副業をする上でのポイントを知ることで、自分にあった働き方を見つけていきましょう。
副業による3つのメリット
副業をすることで、さまざまなメリットがあります。ここでは、その中でも特に魅力的な3つの事例を紹介していきます。
事例１：金銭的なメリット
副業をすることで、本業以外に収入を得ることが可能となります。従業員にとっては、従来の給料にプラスした収入となるため、金銭的なメリットは大きいといえるでしょう。
また副業をしようとすると、時間内に仕事を終わらせようとする意識が高まります。つまり企業側にとっても残業時間の削減とそれに伴う人件費ダウンが期待できるのです。
つまり副業は従業員にとっても、企業にとっても、金銭的なメリットがあることがわかります。
事例２：スキル面でのメリット
副業はスキル面でのメリットもあります。副業をすることで、本業とは違った新しいスキルを身に着けることが可能となります。たとえばIT業界で働いている人が、副業で起業したとします。
起業することで、従来のIT知識に加えて、経営に関する知識を身に着けることになります。また営業活動や会計管理など、本業では携わることのない業務も経験することになるでしょう。
このように本業とは違う仕事内容を経験することで、スキルアップが可能となり、それを本業の仕事にも生かすことができるのです。わざわざ企業側で「営業」や「経営」に関する研修を実施する必要もないので、企業にとってもメリットがあるといえるでしょう。
事例３：生活面でのメリット
副業が解禁されることにより、働き方の幅を広げることが可能となります。たとえばプライベートを充実させたい人は、毎月3万円程度のアルバイト感覚の副業を選択します。一方で「たくさん稼ぎたい！」と意欲のある人は、本業と同じくらいの収入を目指す人もいるでしょう。仕事とプライベートのバランスを自分で考え、それを自由に選択できる点も、副業のメリットとなっています。
副業による3つのデメリット
副業をすることが、デメリットとなる場合もあります。副業をはじめる前に、これらのデメリットを知っておくことも重要です。
事例１：時間面でのデメリット
副業で最も危惧されているのは、「本業への影響」です。副業に力を入れるあまり、本業がおろそかになってしまっては本末転倒です。就業時間内は、これまで通りしっかりと業務に携わることが、副業を行うための最低条件です。
今はネット環境さえあれば、気軽にできる副業が数多くあります。しかし就業時間内に副業を行うことはルール違反です。会社によっては減給や解雇の可能性もあるので、注意しましょう。
効率よく副業を行うためには、就業時間内に業務を終わらせることがポイントとなります。残業が極力発生しないように心がけ、空いた時間で副業に取り組みます。もし時間的に副業が難しいのであれば、今は本業に専念する時期なのかもしれません。
事例２：体力面でのデメリット
副業を行うためには、体力も必要です。本業に加えて、もう1つ仕事を持つわけですから、これまで以上に身体の負担も大きなものになります。とくに工事現場などの体力仕事を副業にする場合は、健康に気をつけましょう。
副業が原因で身体を壊してしまうと、本業にまで影響が出てしまいます。自分の身体と相談しながら、無理のない範囲で副業を行いましょう。
事例３：信用面でのデメリット
職業や働き方によっては、本業で働いている企業の信用を落とすことに繋がるため注意が必要です。たとえば、法外な値段を請求する「ぼったくりバー」での副業は、信用面からおすすめできません。
また同じ業界で起業する場合は、本業のお客様に営業をかけるのは控えましょう。あくまで会社とは別の一個人として、新規で顧客開拓をします。そうすることにより、本業で働く企業・同僚に迷惑をかけることなく、副業が行えるはずです。
自分に合った副業を見つけよう！
「働き方改革」により、私たちの働き方は大きく変わろうとしています。働き方の幅が広がる中で、「副業」という選択をする人も増えていくことでしょう。
副業には、「収入アップが期待できる」「本業とは違うスキルが身に付く」といったメリットがあります。その一方で体力面や信用面など、注意するべきポイントもあります。これのメリットとデメリットを知ったうえで、自分に合った副業を見つけることが重要です。
副業は、大きく2つの種類に分類できます。1つは企業に所属して働く方法です。「飲食店アルバイト」「訪問営業」「工事現場のスタッフ」などがこれに該当します。そしてもう1つがフリーランスや起業です。業種としては「ライター」「週末起業」などが挙げられます。
数ある選択肢の中から、自分のライフスタイルにあった副業を見つけ、充実した生活を送っていきましょう。