BLOG

ブログ

学歴はいつから書く?転職活動で気をつけるべき履歴書マナー

転職活動はすでにさまざまな仕事を経験していることが前提なので、より魅力的な履歴書の内容が転職活動を有利にすることでしょう。

しかし、職歴や人間性のアピールばかりに気を取られていると、基本的なことを見落としてしまいかねないので注意してください。

そこで今回は、転職活動で気をつけておきたい「学歴」の書き方を紹介していきます。

転職時にも学歴は重要な役割を果たす場合があるので、しっかりと基本を押さえておきましょう。

まず押さえておこう!基本的な学歴の書き方

履歴書の学歴欄は基本的に古いものから順に書いていきます。

企業からの指定などがない限りは原則的に中学卒業から書き始めるのが一般的です。

年月日の書き方は「西暦」か「年号」で統一し、履歴書内で表記の揺れを起こさないように気をつけましょう。

高校卒業後さらに学歴に続きがある人は、入学年、大学名や専門学校名、学部名、学科名を記入します。

途中で転学や留学した経験がある人も、大学名や学科名などを記載してください。

大学名や学部名などが長くて一行に収まらない場合は、改行で読みやすくなるように工夫します。

また、大学や学部名などは漢字が続くことも多いですが、読み手のことを考えて、大学名や学部名、学科名の間には半角程度のスペースを設けてください。

大学卒業の情報も入学と同じように読みやすさのことを考えて記入します。

卒業について書くときには「同大学卒業」などと省略せずに、大学や学部などの「正式名称」を書いていきます。

履歴書の中でも学歴の年月日は間違えて書いてしまいやすい部分です。

中学卒業時から計算し、大学卒業までつじつまが合うか何度も確認し必ず正確な内容を書きましょう。

こんな学歴の書き方はNG!

出身学校によっては、正式名称がとても長かったり、正式名称ではない名称が一般的に知れ渡っていたりすることがあるでしょう。

そのような場合でも、絶対に省略したり正式名称以外のものを書かず、必ず正しい名称を記入するように心がけてください。

よくある間違いに、本当は「高等学校」なのに「高校」と書いたり、「短期大学」を「短大」としたりしてしまうことなどが挙げられます。

また、大学は「卒業」ですが、大学院は「修了」なので、こちらもあわせて間違えないようにしましょう。

中退した経験がある人も、その事実を隠さずに記載してください。

中退したにもかかわらず卒業と偽ると学歴詐称となります。

中退した場合は次の行に「家庭の事情により」や「病気により」など、簡潔に中退理由を書いておくと悪印象を避けられるでしょう。

転職活動に学歴は必要?

転職活動をしている人が気になるのは、転職に学歴は必要なのかということではないでしょうか。

すでに社会に出て仕事を経験している転職者は、学歴よりも職歴が重要視されると思いがちです。

もちろん企業によっては学歴を気にしないというところもありますが、やはりそればかりではなく、あくまでも大卒以上を希望するなどという企業もあります。

学歴は業種によっても考え方が異なり、とりわけ「総合商社」「教育関連」「コンサルタント」「金融関連」などの仕事では、中途採用者の学歴を気にする傾向が珍しくありません。

その一方で、学歴をあまり気にしない業種もあり、「小売り」「外食」「旅行関連」「IT関連」などはそれほど学歴にこだわらない傾向があります。

これらの職業では学歴よりもコミュニケーション能力や経験を重視するためだと考えられます。

ただし、あまり履歴書の学歴欄を気にしない業種であっても、職種によっては履歴書をしっかりと書く必要があるでしょう。

国家資格を必要とするような「専門職」や「管理職」はどの業界でも学歴を重視するのが一般的です。

一方、技術職は学歴をあまり気にしない傾向にあり、特に「クリエイティブ系」や「土木系」「事務系」の職種では大卒以上ではなくても採用することが多く見受けられます。

分析を行ったり正しい判断を求められたりする職種の場合は、比較的どの業界でも学歴が必要なことを覚えておいてください。

このように、業種や職種によって学歴に対する考え方は異なります。

学歴を重視する企業に転職活動をするときは、とりわけ履歴書の学歴欄を見やすく魅力的なものにすることが重要です。

学歴がなければ転職活動は難しい?

新卒時には学歴が重要視されることが多いですが、その理由は、学歴がその人物の努力の証拠といえるからです。

いいかえると、若い人材は学歴以外の判断材料が少ないのです。

一方、転職を試みる経験豊かな人材に対しては、職歴も努力の証拠として認められます。

企業が中途採用を行う狙いに「即戦力の確保」があり、学歴よりも「今までどのような仕事をしてどのような成果をあげてきたのか」のほうがより重要となることもあるのです。

転職の際には学歴欄はルールを守って手堅くまとめ、職歴でアピールするほうが転職を成功に導く可能性が高いといえるでしょう。

ただし、キャリアがあまりない第二新卒の転職活動では、まだ学歴が重要視される傾向にあります。

このように、自分の置かれた立場によって転職時の学歴の重要度は変化します。

仕事は今後の人生の方向性を決めるとても大切なものです。

今回紹介した学歴を書く際の注意点を参考に、魅力的な履歴書を作成していきましょう。

 

CONTACT

事業説明会へのお申し込み・各種お問い合わせなど
お気軽にご相談ください。